石川県金沢市を拠点に活躍されている陶芸家・森岡希世子さんが手がけた、白磁のティーポットをご紹介します。地元産の九谷透光性磁器土を使用し、轆轤で丁寧に成形された後、無釉のまま焼成されています。マットな質感の表面は、やすりで滑らかに磨かれており、手に吸い付くような心地よい手触りが特徴です。細部にまでこだわって作られたその形状は、茶器の枠を超え、どの角度から見ても調和の取れた美しい佇まいを持っています。このティーポットは、特別なお茶のひとときを五感で楽しむための特別なアイテムとなるでしょう。
<製品仕様>
幅:約100mm
奥行き:約150mm
高さ:約95mm
容量:約270ml(ティーカップ2杯分程度)
素材:磁器(九谷透光性磁器土)
技法:轆轤成形・無釉焼締め
<作家プロフィール>
森岡 希世子 (Morioka Kiyoko)
1974年 石川県金沢市生まれ
1994年 デンマーク国民美術学校に留学
2016年 金沢美術工芸大学にて博士(芸術)学位取得
2022年 神戸芸術工科大学教授 就任/伝統工芸士(九谷焼成形部門)
受賞歴
2010年 第49回日本クラフト展 経済産業大臣賞・日本クラフト大賞
2011年 東京ドームテーブルウェア展 東京都知事賞・優秀賞
2012年 第35回伝統九谷焼工芸展 技術賞
主な展覧会
2022年 ippodo gallery (NY) 二人展
2022年 日本橋高島屋にて個展 (東京)
2021年 松屋銀座にて個展 (東京)
2019年 LKGALLERY (ボストン)
<商品についてのご注意>
すべて手作業で制作されているため、個体差がございます。微細な歪みや色調の差、鉄分による黒点が見られる場合がありますが、作家の判断により良品としてお届けしております。ご理解の上でご購入ください。
<お手入れ方法>
茶渋がつきにくい表面仕上げが施されていますが、万が一付着した場合はメラミンスポンジでお手入れ可能です。また、熱湯に重曹を溶かした液に浸す方法や、酸素系漂白剤の使用もおすすめです。